放課後等デイサービス | スポーツとまなびのひろばSAIYO 

事業者と利用契約を結びサービスを利用するために必要な証明書ともいえるものです。児童福祉法に基づく、放課後等デイサービスの支給給付決定を受けることで交付されます。


視覚認知の基盤として「眼球運動」があります。
眼球運動には5種類の機能があります。
①固視:安定して見続ける機能
②両眼視:両方の目で見る機能
③周辺視:視界の中で周りの様子を意識に入れる機能
④追従性眼球運動:ゆっくり動くものを見続ける眼球運動
⑤衝動性眼球運動:一点から別の一点にすばやく視線を動かす眼球運動

これらを鍛えるためにトレーニングをシステム化して楽しく行えるように工夫しています。
毎日プログラムの中で10分間、1分ごとのローテーションを行い10種類(眼球運動&視覚認知)のトレーニングができます。

学習を習得する上で基礎となる、視覚・聴覚・感覚にアプローチするプログラムを充実させ、見る力・聞く力・考える力を育てていきます。
聞く、話す、読む、書く、計算、推論するといった力は個々の学び方の違いが大きく影響します、そのため通常の学校の授業では理解が不十分であったり、スピードについていけないといった問題が多く見られます。
目のトレーニングによって、形を正確に素早く認識する力をつけることで、読み間違えや書き間違えなどを減らすことができます。
また、聞くトレーニングによって、聞く姿勢をつくることができると、誰の話を聞けばよいか、どのような話なのかといった聞き分ける力が育ちます。
このような基礎が育つことによって、初めて学校の授業の内容を理解することができ、本人の学習への意欲、習熟度が上がることになります。
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感覚統合を整えるため、粗大運動を行っていきます。 粗大運動とは身体を大きく動かす動きのことです。 2004年にNHK教育テレビで放送されていた「からだであそぼ」という番組の監修をされた中村和彦氏は、人間の基本的な動きを36に分類し「36の動き」というものを紹介しています。

36の動作には
①バランス動作 9種類
②移動系の動作 9種類
③操作系の動作 18種類

から構成されている。
身体全体を使って大きく動かしていくことで、
感覚統合を整え運動能力を支える動きの基礎作りにしています。

複数の筋力・関節を同時に、あるいは協調的に動かす神経系のトレーニングです。
学校体育などで行う種目はこのようにいくつかの筋肉・関節を複雑に動かさなければいけません。
そのために単体的な動きだけができても学校体育は克服されていかないのです。
コーディネーショントレーニングは大きく分けて3つの効果があります。

①動きのもとづくり
さまざまな学校体育の技能の習得以前に必要な「動きのもと」を作ることができます。
この動きのもとの基盤をしっかり作ることで、専門・応用技能の習得をよりスムーズにすることができます。
②筋肉と神経の回路作り
「運動神経がいい人」というのは、複雑な情報を、より的確に脳に送り、的確に判断し、より的確に筋肉へ命令し、より的確に筋肉が動く人です。コーディネーショントレーニングでいくつかの動きを同時に行うことによって、脳からの情報をできるだけ速く、正確に筋肉に指令が出るようになります。
③コミュニケーション能力の向上
コーディネーショントレーニングは脳の前頭葉を活性化させます。
コーディネーショントレーニングを行うことにより、思考中枢であり人らしさを形成する前頭連合野を刺激することができます。
前頭連合野には、「知性」「感情」「意欲」をつかさどる部分もあり、「できなくても楽しい」という感情が湧いてくるため、失敗経験の苦手な子どもでも楽しく取り組めます。コーディネーショントレーニングは脳のワーキングメモリを強化することもできます。

ワーキングメモリを鍛えることにより人の会話をメモとして記憶でき、
その記憶を元に自分の意見を考えられるようになることで、人との会話が長く正しく続くようになります。

コーディネーション能力には7つの運動能力に分類されています。以下、7つの能力を向上させることができます。
①定位能力 相手やボールなど動いているものに対して、自分の位置関係を正確に把握し調節する能力
(例)野球の外野フライを捕る。
②識別能力 手や足・用具などを連携させ、精密に操作する能力。
(例)剣玉で「もしもしかめよ」。調理器具。自転車のハンドル操作
③変換能力 状況の変化に合わせて、素早く動作を切り換える能力。
(例)つまずいて転びそうになった時に、手をついて顔から落ちるのを防ぐ。
④連結能力 関節や筋肉の動きスピードを合わせたり、タイミングよく同調させる能力。
(例)鉄棒で逆上がりをする。
⑤反応能力 合図に素早く反応して、正確に対応する能力。
(例)100mのスタートダッシュで合図に反応する。
⑥リズム能力 リズムにタイミングを合わせて身体で表現する。
(例)「じゃんけん」を出すタイミング。縄跳び。一定のペースで走る。
⑦バランス能力 不安定な体勢でも動きを継続したり、姿勢を立て直す能力。
(例)電車やバスの立ち乗り乗車。

教育研究団体TOSS体育代表の根本正雄氏はそれぞれの運動に必要な基礎感覚を提唱しています。
基礎感覚とはその運動を支える感覚です。
従来は子どもの外遊びで養える感覚がたくさんありました。
しかし、遊び場がなくなったり、ゲームの普及により外で基礎感覚が養える機会が非常に少なくなりました。

そんな中… 学校体育で跳び箱の開脚跳びができない子に対し、
ただ単に何回も練習したり根性論でいくら励ましあっても跳べるようにはなりません。
その跳び箱運動に必要な基礎感覚を身につけてあげることが重要なのです。
例えば、開脚跳びに対し、必要な基礎感覚は
● 腕支持感覚
● 逆さ感覚
● バランス感覚
● 跳感覚
● リズム感覚
● 高さ感覚

これらの感覚を無くして、跳び箱は跳べないのです。
逆に言えば、そのような基礎感覚づくりをできるだけたくさん、小さいころから身につけておくと、
より運動の習得がスムーズになるということです。


5個以上ある方、ぜひ視知覚トレーニングを!
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